この記事では『できるメイド様』の34話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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ジェーンとの別れ
獅子宮殿へと配属が移ることになったマリは、身支度を整えています。
同室のジェーンともお別れです。
「獅子宮殿へ行っても、私達ずっと友達だよね?」
「もちろん!」
「そんなことより、マリ!本当にすごいよ!下級メイドから皇太子のメイドになるなんて超超超大出世だもん!」
ジェーンの瞳は輝いています。、一方でマリは、どんよりとしています。
“私にとっては地獄なんだけどね…地獄から1日でも早く脱出するためには、皇太子妃の候補と仲良くなっておく必要があるわ。”
マリの頭の中には、早く獅子宮殿から出たいという気持ちでいっぱいです。
「マリ、頑張ってね!」
「ありがとう。」
マリはジェーンに見送られ、部屋を出ていきました。
マリはせっかくジェーンと仲良くなれたのに寂しいです。
獅子宮殿へ
マリは下級メイドだったので、新しい獅子宮殿ではいじめられたりしないかと不安になりながら、宮殿内へと入ります。
「ようこそ、あなたがマリさんね。」
宮殿に入ったマリは、アシュリン伯爵婦人(メイド総長)に、迎えられます。
“宮殿全体のメイドを仕切る総長がどうして私を?”
アシュリンはマリの事をじっくりと観察します。
「あなたの仕事ぶりは聞いています。ここでも頑張って頂戴ね。ここのメイドは、順番に皇太子殿下のお茶汲みをすることになるのですが、その時は絶対にミスをしてはなりません。」
この言葉を聞いてマリは身構えますが、1つ疑問に思います。
「皇太子殿下には専属のメイドがいないのですか?」
今までは皇太子の意向で、居なかったといいます。
そして、気になることはレシアに聞くようにと言い、アシュリンはその場を離れていきました。
メイド総長アシュリンに紹介されたレシアは、マリに宮殿内を案内します。
レシアの紹介で宮殿内を周りますが、出会う人達はみんな親切にしてくれます。
「どうして、みんな私に親切にしてくれるのですか?下級生メイドだった私が急に獅子宮殿に配属されたので、気分を害する人もいるかと思うのですが…」
マリは気になり、レシアに尋ねます。
「それは、あなたが平民だからよ。つまり殿下は、あなたの事を特別に思っている。殿下の特別な存在のあなたを、いじめたりして怒りに触れたら大変じゃない。…なぜなら皇太子殿下は、本当に恐ろしいお方なのだから…」
マリはその言葉を聞いて怯えます。
“皇太子は私に罰を与えただけ。特別に思っている訳ないじゃない…でも、みんな優しくて良かった。緊張し過ぎたら怪しまれるから、気を付けないと!”
そんな事を思いながら、マリは新しい自室のベッドで眠りにつきます。
ですが、皇太子側からするとマリはとても気になっている存在だと思います。
新たな夢
マリは久しぶりに、また夢を見ます。
屋外で木々に囲まれながら、お茶を飲む光景が浮かびます。
「これはどんなお茶なんだい?」
「福建省の白茶でございます。」
「やはり君の入れるお茶は、すべての悩みを消し去ってくれる。さすがだな。どうやったらこんなに美味しいお茶をいれられるんだ?」
「内に誠あれば外にあらわる…真心を込めてお茶をいれているだけですわ。」
マリは目を覚まし、何でお茶の夢を見たのか不思議に思いました。
今度はお茶をいれる夢ですが、この夢がこの後どんな場面で役に立つのでしょうか?
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『できるメイド様』34話の感想・考察
いよいよマリは、獅子宮殿へ移動になりましたね。
今まで同室だった、メイド仲間のジェーンともお別れです。
せっかく友達になれたのに、別れるのは寂しいですね…
獅子宮殿に着いて一番にメイド総長のアシュリンに出会いました。アシュリンもマリの事が気になって、わざわざ見に来たのでしょうね。
新しい獅子宮殿では、いじめられる事がなさそうなのは一安心ですが、今後は皇太子ラエルのお世話もする機会が増えることになるので、マリは緊張してしまいそうですね。
そして、マリは久しぶりに新しい夢を見ました。
とても美味しいお茶をいれているみたいですが、この夢の力が今後どんな場面で発揮されるのか…とても楽しみにしています!