この記事では『できるメイド様』の33話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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雨宿り
雨宿りをするために教会に入ったマリとラン。
ランは濡れてしまったマリに、そのままでは風邪を引かないようにと上着を貸します。
マリはありがたく借りることにします。
“気難しい人だと思っていたけど、今日は妙に親切だわ。やっぱり優しい性格みたいね。”
ずっとこのままで、いて欲しいものです。
マリのお母さん
「雨が止まないな…」
「そうですね…私、昔は雨が嫌いでした。すごく怖かったんです。」
マリとランは話します。
「私の母は仕事で帰りが遅かったので、いつも一人で家にいたんです。雨がたくさん降ったら、お母さんが雨に飲み込まれていなくなっちゃうんじゃないかと不安で心配でした。」
「お母様はどんな人だ?」
「うーん、普通の人でした。小さな露天で働きながら一人で私を育ててくれました。大変だったはずなのに、私に一度もツラそうな顔を見せたことはありませんでした。」
「今になって、やっと気づきました。母がどれだけ苦労したかを…いつも私のために働いてくれて、もっと早く気づけたら親孝行出来たのに…」
マリは母親の話をします。
王宮から離れて町中でマリとひっそりと暮らしていたのでしょうね。
女手1つで生活していたので、とても苦労が絶えなかったと思います。
マリの話を神妙な面持ちで聞くラン。
「あっすみません。暗い話をしてしまいましたね。今日は本当にありがとうごさいました。ランさんのおかげでとても楽しかったです。」
マリの言葉を聞いたランは、すくっと立ち上がりピアノの前に座りました。
マリに聞かせたい曲があると言い、弾き始めます。
“これは…夜想曲、すごく上手。聞いていて心地いいわ。ランさんが作ったのかな?
でもこの曲…恐怖、恋しさ…いったいどうやってこんな曲を…あなたも私と同じ痛みを抱えているの?”
マリはランの弾くピアノから感じ取りました。
おそらく、ラン自身の自分の過去と重なる部分があってマリにピアノを聴かせたくなったのだと思います。
ランと一緒に
「一緒に弾いてみないか?ピアノを弾くと、気分が軽くなったりするからな。」
ランに誘われて、マリもピアノを弾くためにランの隣へ座りました。
そして二人は一緒に弾き始めます。
“これからの人生も、ツライことのほうが多いかもしれないけど、今この瞬間だけは…”
今だけでも…どうか日常のしがらみを忘れて幸せな一時を感じて欲しいですね!
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『できるメイド様』33話の感想・考察
雨に濡れてしまったマリを気遣うとは、ラエルにも心優しい一面があったのですね!
今回、マリの昔の話が明らかになりました。
まだマリがお母さんと暮らしていた頃の話です。
苦労しながらも、お母さんと二人で幸せに暮らしていたのでしょうね。
その後の、王室に迎えられてからの生活は酷いものでしたから…
マリは、女手1つで育ててくれたお母さんに、親孝行が出来なかったと悔やんでいますが、マリはとても純粋で良い人に育ったとおもいます。
それにしてもランとマリが、二人でピアノを弾くとはロマンチックですね!
いったいどんな曲を弾いているのでしょうか?
今だけは、それぞれの立場や隠し事などの難しい事は忘れて、幸せなひとときになって欲しいです!