この記事では『できるメイド様』の35話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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執務室での仕事
皇太子の執務室の扉を前に緊張するマリ。
「メイドのマリです。」
マリはお茶を持って部屋へと入ります。
「お茶菓子をお持ちしました。他に何か必要な際はお申し付け下さい。」
マリは、皇太子ラエルへお茶菓子を渡した後は、部屋の隅で立っています。
“ずっと立っているだけの方が疲れるわね。”
「マリ、大丈夫か?ずっと立っているのも大変だろう?」
ラエルはマリの事を気にかけます。
「座ってろ。だから、座っていいぞ。」
マリは皇太子殿下の前では礼儀なので座れないと断りますが、決まりや礼儀よりも座って欲しいとラエルに言われます。
隣にいたアルモンドに椅子を用意され、座るマリ。
“そんなことより、ずっと休まずに仕事してて大丈夫なのかな?ご飯も軽食で済ませていたし…”
マリは忙しく仕事をするラエルの事を心配しました。
忙しそうですが、やっぱりマリの事が気になるのでしょうね。
「疲れていないか?ずっとそこにいて食事をとる時間もなかっただろう。少し休んできていいぞ。」
ラエルはまたも、マリに気を使い声をかけます。
対するマリは、ありがたく休憩をとることにしました。
二人きり
マリが休憩を終えて執務室に戻ってくると、それまで皇太子の隣にいたアルモンドが近衛隊の用事で席を外していました。
ラエルとマリは執務室に二人きりでいます。
「ヤバイ!眠くなってきた!」
時間が経つにつれ、マリはだんだんと眠気に襲われてきました。
ラエルの前で眠る訳にはいかないと、必死に起きていましたが…マリはついに眠ってしまいました。
眠っているマリに気づいたラエルは、疲れていたんだなと思いながらマリへと近づきます。
しかし、眠っているマリを前にして、どうしたら良いのか分からずにいます。
“こうして近くに置いておくだけで、俺はどんどん苦しくなる…君は知らないだろうな…”
マリの頬にそっと手を触れるラエル。
“おいっ!寝てる女の子に何をしようとしてるんだ!”
自分の行動に気付き、顔を赤くします。
これでもラエルは、まだマリの事を好きだと自覚してないのがもどかしいです…!
ブランケットは誰が…?
目を覚ますマリ。
マリが寝ている間に、誰かがブランケットをかけてくれた様です。
“ウソでしょ!私ったら寝ちゃったの?どれくらい寝てたんだろう?…やっちゃった…皇太子は…!”
慌てて飛び起きますが、そのにいるのはアルモンド1人でした。
「大丈夫だ。殿下も席を外しておられたし、今日はもう休んでいいぞ。」
アルモンドに、そう言ってもらいましたがマリは、
「でも、殿下がお休みになるまでは…」
「あぁ、初めてだから知らないのか。殿下は不眠症がひどくて眠れない日の方が多いんだ。だから待つ必要はない。君はもう休んでいいぞ。」
「分かりました。ブランケットありがとうごさいました。」
ブランケットを掛けてくれたお礼をマリは言いますが、アルモンドは自分ではないといいます。
いったい誰が掛けてくれたのか…まさかラエルが掛けてくれたの?と思いながら、マリは自室へ戻るのでした。
ラエルはマリに対しては本当に優しいですね!
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『できるメイド様』35話の感想・考察
いよいよ、マリは執務室への勤務が始まりました!
マリは執務室に入る前では緊張していたのに、ラエルに言われて椅子に座ったら、眠気に襲われていましたね。きっと今までの疲れが出たのだと思います。
普通の下級メイドとして生活していたのに、中級メイドへ昇格して、さらには皇太子のいる獅子宮殿への移動ですからね。心労も絶えないと思います。
ラエルはマリの事を気にかけて座るように言ったり、眠ってしまったマリにそっと触れたり…きっと、仕事をしていてもマリの事が頭から離れないのでしょうね。
ここでは明らかにされてませんが、マリにブランケットをかけてくれたのもラエルだと思われます。ラエルはマリに対しては優しいですよね!
この後も、ラエルがマリに対してどんな事をいうのか…今後も優しく接するのか注目していきたいです!