レディービースト【97話】ネタバレと感想！

本当にただ体調不良？

魔力の調整が難しい様子のエリサに、魔導士・リハンが処置をします。

リハンは、エリサに魔力が調整できないと先程みたいな事がたまにある、と伝えます。

そして、先日の盗賊に襲われた日もそうでしたし・・・と口にするのでした。

妻の様子を心配するジンジャーは、最近は体調が優れない・・・これも魔力の調整が関係するのか？と聞きます。

リハンは、可能性がないこともない、と返事をすると、エリサはあまり心配しないようにとジンジャーに言います。

疲れた表情で、きっと調子がよくないからだとみんなに伝えるのでした。

それだけならいいが・・・と言いながらも、心配が拭きれずに不安を感じるジンジャー。

そして、胸のドクンドクンとなるのが止まずに、何か引っ掛かるものを感じるのでした。

ジンジャーは、エリサの体調不良の原因について調べることにするのです。

原因の追求を始めるジンジャー！

グランディア王宮の図書館であれば、エリサの体調に関係する手がかかりを見つかる事ができるかも、と考えたジンジャー。

妻が大丈夫と言っても、日に日に状況が悪化し回復する兆しが見つからず、心配するジンジャーは何も解説策を見つけられず焦ります。

エリサはすでにランデルに戻れない状況まで、体調が悪化していたのです。

どうしたら解決策が見つかるのか・・・と考えながら、図書館にある新たな扉を見つけました。

ドアを開けて入ろうとするジンジャーだったが、鍵がかかっていることに気づくと声をかけられます。

そこは、出入り禁止区域であるが・・・どのような本を探しているのか、と問われたジンジャー。

彼は、医師が体に問題がないと診断した患者がおり、魔力を疑っていると伝えます。

これに、魔術師の診断は？と問われたジンジャーは、魔術師も理由が不明であると伝えると・・・リハンも解明ができてないとは、と口にします。

ジンジャーは、声をかけてきたものがリハンであると知った頃に反応して、調査でも行ったのか？と聞き返します。

すぐに否定しながら、顔を見せながら自分は、神に仕えているパウロであると名乗るのでした。

自己紹介を受けて、神官パウロ・・・聖国で一等神官であり、グランディアの監督で派遣された人。

それも、すば抜けた能力と厚い信頼があり、時期教皇候補だと言われていると内心で呟きます。

ジンジャーの言葉に、神官・パウロは参考になる可能性が・・・と言ってある本を差し出します。

本に題名がない事を気にしながら手書きで作成された古本では？と古本であるとこ感じるのです。

自分が見ても？と確認すると、神の恵みがありますように・・・・と伝えながら笑顔を見せるのでした。

神官・パウロはニコッと優しく微笑んでいるようでしたが、どこか何かを知っていて何かを隠しているような表情にも見え、多少恐怖も感じさせます。

ラルゴが衝撃の事実を目に・・・

部屋に戻ると、すぐに魔導士・リハンに預かってきた本を見せるジンジャー。

本を手にしたリハンは、面白そうな内容だと口にしながら、本を読み始めました。

リハンの反応に参加になる可能性は？と聞くと・・・どうやって資料を集めたのかが気になると口にしながらも、本には誤った血統に関する内容であると伝えます。

ルフェラが姉の心配をして、原因が分からないのか？と近づいて聞くと、迷惑そうに押しのけながら距離を取るように彼女に言います。

リハンの発言に赤面しながら怒って、誤った血統の説明を求めるのでした。

これに彼は、変わらないペースで正確には神官の血統かな？と口にします。

神官とは、ごく稀な確率で生まれながらに、神聖力がある存在のこと。

聖国は神聖力で、神の力と名付けた上に、特別な権限を神官達に与えるのです。

ルフェラは、なぜ結婚しないのに血統があるの？と聞き返します。

すると、結婚しないのではなく、できないと言った方が正しいと答えます。

そして、ラルゴが補足するように、新勢力と生殖力は反比例すると説明しました。

えっ？と驚きながら、つまり強力な神聖力を持つ者ほど、子供が産めないってことなの？と質問するルフェラ。

その通り、と答えながら、聖国では神官が多ければ利益へと繋がり、神官達同士での結婚・出産も試みられたが・・・見事に失敗に終わっているとも説明するリハン。

そして、ごく稀に怪物を産んだこともあった・・・えっ？と驚くルフェラに、「ダーク」のことであると付け加えます。

名前を聞いて、あの噂の怪物？と驚くルフェラは、だからこそ結婚・出産ができないのかと口にしつつ、弱虫では？と言うのでした。

しかし、ラルゴは危険な要素は除けた方がいい・・・聖国も苦渋の決断をしたと答えます。

３人の話を聞いたジンジャーは、なぜパウロが自分にこの本を渡したのかと不安になり、もしや・・・と一瞬嫌な考えが頭に浮かびますが、エリサが回復するのが1番だ！と考えるのをやめます。

リハンは、本を読み進める中である面白い記載に反応すると、ラルゴは何が？と聞きます。

説明が面倒なリハンは、自分で読め・・・と言って本を彼に渡します。

ラルゴは手渡された本を読み始まると、ギョッと驚きを隠せない表情になるのでした。

そこには、神聖力を持った者の中でも、特別な者は・・・精神の保護のために他人と肉体が入れ替わることが稀にある、と記されていたのです。