龍と苺【64話】のネタバレと感想！

この記事では『龍と苺』の64話のネタバレと感想をお伝えしていきます。

長期戦の様相

時間は夜9時を過ぎました。

滝沢とタンポポは苺が粘っていると予想しながらも、相手は優勝候補の神崎四段です。

苺が凄いのは終盤のカンと読みの深さだと語る滝沢。

しかし、終盤で強いのは上位の棋士ならば皆同じことから、さすがに神崎に勝てないだろうとタンポポは思うのでした。

決勝進出

しかし竜王戦6組の準決勝は大激戦の末、苺が勝利を収めました。

マスコミに勝因を質問される苺。

互角に戦えたのは端攻めに神崎が乗ってきたからと感想を述べながら、考えに考えを重ねて指した▲7五桂。

まさにソフト評価値が上がった一手です。

確かに棋力は神崎が上でしたが、勝利したのは苺。

戯けて悔しがる神崎でしたが、やはり内心は穏やかではありませんでした。

棋士会館の自動販売機に八つ当たり。

感情剥き出しの神崎を見た宮村先生は驚きます。

苺の勝利を聞いて驚く守屋九段は、何やら思うところがありそう。

滝沢とタンポポも信じられませんが、事情が整理しきれないようでした。

予期せぬ来訪者

一夜明けると、TVは苺の勝利を報道する過熱ぶり。

しかしながら、それ以上に驚いたのは、朝から守屋と山野辺が藍田邸に押しかけていたのです。

茄子の漬物を美味く食する守屋と、目玉焼きはケチャップ派の山野辺。

朝食をご馳走になりながら、棋士になる覚悟があるか守屋は苺に質問します。

苺は6組決勝戦で優勝すれば「棋士編入試験」の受験資格を得るのです。

早ければ夏にでも棋士デビューが可能ですが、苺はこの申し出を拒否。

今は棋士に興味はなく、竜王戦のことだけで頭が一杯だと話します。

苺の答えを聞いて去って行く2人。

苺の母親は見送りながらも、守屋たちを怖い人だったと振り返るのでした。

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『龍と苺』64話の感想･考察

公式戦無敗にして優勝候補の神崎を撃破した苺。

若干15才の女子中学生が、アマでは初の決勝進出となりました。

初めて尽くしの快挙にマスコミが放っておくはずありません。

感想戦では神崎の強さを素直に認める苺。

将棋界を何とか盛り上げようと前回で述べた神崎なりの考えが、勝負の世界では足枷になってしまいました。

実力は上だけに悔しいことでしょう。

一転して周囲が慌ただしくなりましたが、あくまでも目標は勝利のみとブレない苺。

それにしても守屋と山野辺。

時間が惜しいからとは思いますが、朝イチで訪れて朝食を食べて、質問が終われば即退散。

苺もそうですが棋士ってエゴイストの塊？