この記事では『テムパル~アイテムの力~』の95話のネタバレと感想をお伝えしていきます。
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『テムパル~アイテムの力~』94話のネタバレ
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不穏な戦いの始まり
現在の日本の順位は1位
いまもパブラニウムとユラが点数を稼いでいます。
おそらく1位の座は揺らがないでしょう。
つまり、今はなんとしてでも2位を獲得する必要があります。
そこでアメリカチームからはラウエルが点数稼ぎに動きました。
その背中を見ていたグリードは隣にいるジシェカに点を取りに行けと声を掛けます。
まだゲームを始めたばかりのグリードを拾ってくれたのはツェダカギルドだけでした。
自分のお金稼ぎが一番で、それ以外は後回しでしたが、
それでもツェダカギルドは、ジシェカはグリードを見捨てませんでした。
そんな恩義を感じているグリード。
素直に口にすればいいのですが、それが出来る男ではありません。
戦闘の邪魔だからと言って、ジシェカを遠ざけました。
そんなことを言われてもジシェカには本心がばれています。
ありがたく点数稼ぎのために相棒を連れてジシェカがその場を離れると
ヒューレントはにやりと笑いました。
邪魔者が消えたな。
これで戦いに集中できると言わんばかりのヒューレント
ですが、それはグリードも同じです。
これまで数多のレイドボスと戦ってきたグリードはいつもと同じように
「ファグマの剣舞」を繰り出しました
もう正体もバレているから構わないと早く済ませるために剣を振りかざしたのですが
赤いオーラが「ファグマの剣舞」の発動前にグリードを襲いました。
一体なにが起きたのでしょうか?
圧倒的経験値
襲い掛かってきた赤いオーラがグリードに与えたダメージは4,600
レジェンダリー級の防具を身に着けているにも関わらず、かなりのダメージです。
それでももちろん諦めるグリードではありません。
もう一度「ファグマの剣舞」を放つために、剣に手を掛けます。
今度は「殺」まで繰り出したのですが、また防がれてしまいました。
今回もまたダメージは4,600
どうやらヒューレントの攻撃は防御力を無視して、固定ダメージを与えてくるようです。
なぜここまで攻撃が通らないのか
グリードが攻めあぐねているとヒューレントは落ち着いて、今の状態を口にしました。
それは2人の間にある圧倒的な経験の差です。
これまでグリードは多くのレイドボス。つまり、モンスターの相手をしてきました。
もちろんプレイヤー相手にも戦ってきましたが、彼らは目の前にいるヒューレントよりも
ランクがもっと下です。
しかし、ヒューレントはPvsPの経験があるようでした。
その証拠にグリードの放とうとする「ファグマの剣舞」を打ち消しながら忠言を口にします。
PvsPの重要なのは発動速度の速さ
そして、スキルを確実に当てるために相手の行動を固定すること
それが出来ないのなら動きの予測をする
余裕綽々な様子の語り口の通り、グリードの攻撃をヒューレントは防ぎ続けます。
さらに4,600の固定ダメージまで
「ファグマの剣舞」の発動時間は0.8秒から2秒
レイドボス相手ならなんら問題のある時間ではありません。
しかし、相手はハイランカー
もしかしたらモンスターとは話が違うのかと感じたグリードはまた剣を振るいました。
今度繰り出したのは「鍛冶職人の憤怒」です。
ヒューレントのオーラを削り取るほどの攻撃。
これなら押し切れるとグリードはその勢いのまま、押し切ろうとします。
その頃、ヒューレントは冷静に今の状況を分析していました。
これまで失敗しているとは言え、「ファグマの剣舞」を何度も放っています。
それにも関わらず、疲れた様子の見えないグリードに長期戦は不利になると感じていました。
とにかくデータを取ろう。
そう決めたヒューレントは「エスケープ」を使い、その場をすごいスピードで離れました。
それに後れをとるグリードではありません。
大剣から短剣に持ち替え、「迅速な身のこなし」で追いつきました。
PvsPの圧倒的な経験不足を埋めるだけの装備力に驚くヒューレント。
そんな彼の元にラウエルから通信が入りました。
それを見たヒューレントは強力な技でグリードを引き離します。
その途端、日本チームの150点獲得を知らせるアナウンスが入りました。
とりあえず、優勝おめでとう!
2日目終了
結果は優勝は日本、2位はアメリカ、3位はイギリスとなりました。
しかし、グリードの怒りは冷めません。
気に食わない相手を潰そうとしたのに、150点獲得したことでフィールドから
強制的にログアウトさせられてしまいました。
パブラニウムの命令を取り下げなかったせいなのですが、それでも苛立ちは消えません。
せっかくの優勝記者会見の場だと言うのに、グリード、巧は怒りに燃えています。
しかし、相手も百戦錬磨の記者。
そんな巧にも怯えず、質問を繰り出します。
「ファグマの末裔」として注目が集まった巧。
観客たちが今日の戦いで見ていたのはその戦闘はもちろんですが、
サティスファイで人気を二分する美女、ユラとジシェカと親しそうな様子も目をひかれていました 。
そこで記者から2人のどちらかと付き合っているのか?
なんて質問が飛びました。
巧の答えは現実の女に興味はない、なのですが、ユラが上からただの仲間ですと声を被せます。
あまりおかしな答えをすると会見が長引いてしまうからです。
その後も無数の質問が飛びますが、適当に答えてというユラのアドバイス通りに巧は答えます。
質問の中には初めてのレジェンダリー職業は巧なのか、というものもありました。
ほんの少し前まではただの引きこもりだった巧。
ですが、今は違います。
胸を張って、そうですと答えると次の質問には痛いところを突かれました。
レジェンダリー職業なのに、なぜヒューレントにあそこまでやられたのか
「ファグマの末裔」は最強の剣士として知られています。
にも関わらず、あのような状況になったのはなぜなのか。
正直巧には耳が痛い質問です。
そもそも「ファグマの末裔」の特徴は戦闘ではありません。
装備作成と強力なパッシブスキルです。
もちろん、「ファグマの剣舞」はかなりの威力ですが、再使用時間が弱点。
これは1秒、0.1秒を争う高ランクプレイヤー相手では命取りになります。
すでに生産職の頂点に立ったグリード
ですが、その職業の特性上、戦闘職に勝てるはずがないのです。
しかし、グリードにはまだ「転職クエスト」があります。
そのことを口にすると記者たちはもちろん、ユラも目を見開きました。
まだまだ巧にはスキルがあります。
それを出さなかったのは実力をバラさないためです。
そこで巧はこう宣言しました。
ヒューレントをPvsP戦で30秒で倒す。
やられっぱなしじゃ、いられない。
そう言わんばかりの宣言でした。
勝てるのでしょうか?
『テムパル~アイテムの力~』95話の感想・考察
いろいろと先が楽しみになる95話になりました!
ヒューレントのほうが圧倒的にPvsPの経験はあるので、グリードは一方的に
やられてしまいました。
しかし、グリードもこれまでレイドボスとの戦い経験もありますし、
それにジャイアントギルドやヤタン教との戦いでPvsPの経験もないわけではありません。
まだまだたくさんスキルも持っていますし、PvsP戦が楽しみですね。
きっと執念深いグリードのことですからヒューレントをこてんぱんにするのではないでしょうか!
PvsP戦までまだ時間があります。
一体グリードはどんな装備で臨むのでしょうか?
96話も楽しみですね!
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